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2005年6月12日 (日曜日)

そもそも絵の魅力とは

 次に書く「アニメ様の七転八倒」で確認したい事があって、昔出した同人誌「アニメ様」を引っ張り出してきたんですが、この時も僕は『プラスチックリトル』のオッパイについて話をしていたんですね。しかも、読んだら、かなり良いことを言っている(笑)。
 引用すると以下のような感じ(一部、文脈を整理)。

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アニメ様 で、どうして『プラスチックリトル』のオッパイを観て感動するのかというと、例えば、子供が自動車が好きで、自動車の絵を一生懸命描くわけね。これは代償行為で、ホントは自動車の絵が好きなんじゃなくて、自動車そのものが欲しいんだけど、手に入らないから自動車を描いているわけなんだ。でも、自動車が好きだ、自動車が欲しいと思って描いている絵には、その気持ちが反映されているよね。
サムシング うん。
アニメ様 で、その子がずっと自動車を描き続けたとする。自動車が好きでない人は本物の自動車を見ても「いい」とは思わないかも知れないけれど、その思い込めて描かれた絵を見ると感動するかもしれない。
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 で、この後、話は「アニメのムラムラ」の話題につながっていく。絵の魅力とは何かって話ですね。この場合は、絵を描くという行為は、対象の魅力を抽出する事だと言っているわけです。

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コメント

 ここのところのアニメ様の『プラスチックリトル』のオッパイの話を読んでいて、プラトンのイデア論を思い出しました。
 イデアとは「物の本質、真理、全ての中で真なる実在」であり、要は究極の存在のことです。イデア界という場所には、非の打ち所のないモノが存在していて(例えば、理想のオッパイ)、現実界に存在するのは、その不完全な投影に過ぎない、というのがイデア論(の一部)です。決して現実界には存在しない理想のオッパイに近いものを、『プラスチックリトル』はアニメという手段で見せてくれたということかなあ、と思いました。これもアニメの持つパワーの一つでしょうか。

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