東京国際アニメフェア・審査
昨日は東京国際アニメフェアのコンペティション、公募部門の審査でした。審査員として行ってきましたよ。僕が審査をするのはこれが3年め。事前に候補作品をDVDで観るのですが、今回はDVDが送られてきたのが遅く、しかも、本業の方も大量にDVDを観なくてはいけない作業をやっていたので、正直観るのがしんどかったッス。
審査会場は昨年、一昨年とは別の場所で、前に三面スクリーンがあり、それぞれプロジェクターで別の映像が上映できる最新設備。ゴジラが上陸したら、対策会議に使えそうな部屋でした(ちょっと大袈裟)。審査中には、左右のスクリーンにPCで作品データを映し、必要な場合は、中央のスクリーンで本編を上映。去年までは審査委員長がホワイトボードに手書きをして進めていたんですけどね。TVカメラが入っていたので、その模様の一部がTVの関連番組で流れるかもしれません。
公募作品は技術的にはますますレベルが上がっているんですが、作品としてはこじんまりとしているものが多くなっている。その傾向は去年よりも強いですね。それからポスト新海誠を狙う人が激減したかな? 少し前はそのラインを狙っている人がいたんですが、今回は見あたらず。
作品内容についても、技術についても学生部門と一般部門の差がほとんど無くなっているのが印象的。学生と言っても大学院生もいるわけで、年齢が一般部門の応募者より若いとは限らない。審査用のDVDは「一般部門」と「学生部門」が別になっているんだけど、観ているうちに「あれ、今観ているのはどっちだっけ?」と思う事もあった。これは他の審査員の方も言っていた。
是非とも皆さんに観てもらいたい作品もあった。東京国際アニメフェア関連番組で放映される事もあるでしょう。