[日記]石田可奈さんの取材。『アクエリオンEVOL』キャラ設定の充実ぶりとその秘密[2012年6月4日]
平成24年6月4日(月)。
14時半からマッドハウスで『ギャラクシーエンジェル』の資料を見せてもらう。全ての資料が残っていたわけではないが、全4シリーズとなると相当な量。102話「貴女をおもゆ⋯⋯」のチヨコとレイコの各話設定があったのは、ちょっと嬉しかった。それから、各話色指定集の表紙マンガをようやくキチンと読めた。 気になった回の脚本に目を通して、絵コンテでどう変わったかを確認したり。チヨコとレイコや荒木哲郎さんが描いた表紙マンガについは、ここで説明したいところだけど、時間がないので、それについては「アニメスタイル001」でみっちりと。
16時半からエイトビットで『アクエリオンEVOL』の石田可奈さんの取材。『アクエリオンEVOL』という作品についての取材ではなく、キャラクターデザインの狙いについての取材ですらなく、どういった意図で『アクエリオンEVOL』のキャラ設定がああいった描き方になったのか? についての取材だった。アニメージュの「設定資料FILE」をご覧になった方は分かるはずだが、『アクエリオンEVOL』のキャラ設定は凄まじいほどの情報量の高さ。デザイン画としての完成度も高いのだが、各キャラクターの爪のかたちまでがデザインされていたり、今まで見たことないような指示が入っていたりと、非常にトピックスの多い設定で、僕の周りの設定資料好きの業界人の間でも、随分と話題になっていた(いや、僕が1人で、皆に設定を見せて歩いていたような気もするが)。要するに設定資料好きにはたまらない取材だったのだ。
石田可奈さんも積極的に取材に応えてくださって、非常に楽しい取材だった。爪問題を含めて、謎は全部解けた。「アニメスタイル001」にもきっちり『アクエリオンEVOL』の設定を掲載するつもりだ。「設定資料FILE」では画のパーツをズラしたりしてしまったが、今度は配置をいじらないで、そのまま掲載したい。
« [日記]山内重保演出の『謎の彼女X』。演出処理までやることの価値[2012/06/03] | トップページ | 『サマーウォーズ』期間限定版DVDには『おおかみこどもの雨と雪』ダイジェスト映像(約15分)が収録 »