昨夜「細田守 『デジモン』絵コンテ・コメンタリー」を無事開催できました。整理券は200枚で打ち止め。入場できなかった皆さん、申しわけありません。実際の入場者数は190人程だったそうです。お客さんの集まり方は、アニメスタイルイベントの記録である「フリクリのナマコメ」に匹敵か、あるいはそれを上回るものでした。

▲ロフトプラスワン店頭の看板
今回お客さんは若い人が多く、しかも、若い女性が多かった。聞いてみたら『ぼくらのウォーゲーム!』公開時に小学生だったお客さんも大勢いましたよ。トーク開始時に、細田監督が「作打ち風に話を進める」と言った通り、特に前半は演出家が作画打ち合わせで、コンテの内容を原画マンに説明するかのようなノリで進行(実際に「このシーンは作打ちでは、こう話した」という作打ちの再現もあり)。ストーリー、カット割り、構図、ロケハン、原画マンの活躍など、色々な角度から解説してもらいました。
すでにメイキングの大きな部分については語りつくされているかと思いきや「実はコンテインした段階では、太一達がインータネット世界に入る予定ではなかった」という意外な、ある意味では納得できるエピソードも明かされました。細田監督自身が気に入っているカットの切り返しの話題等は、まさしく「絵コンテ・コメンタリー」ならでは。松田宗一郎さんが作画したインフェルモンの動きについて、前から「手で描いたにしてはCGっぽいなあ」と思っていたんですが、それについての謎も氷解。他にも色々と新しい情報がありました。
『ぼくらのウォーゲーム!』のコンテがAパート、Bパート、Cパートに分かれているので、トークもパートごとにわけて進めました。Aパートがたっぷり話して時間がかかり、Bパート、Cパートはテンポをあげてスピーディに展開と、奇しくもコンテの構成通りに、トークが進んだのも面白かった。いや、Aパートをやっている間は、本当にイベント中にラストまでいくのかとヒヤヒヤしていましたけど(苦笑)。
22時に終わるはずがたっぷりオーバーして、トーク終了は23時に。皆様、申しわけありませんでした。
下はイベント中に撮らせてもらった写真。「ブログに載せるから、顔を見られて困る人は隠して」と言ったんですが、あまり隠している人はいないなあ(やっぱりこの写真を載せられた困るという人がいたら、メールください。削除します)。一番手前に女の子達のグループがいるのですが、写真を撮るときにちょっと顔を伏せていたので、トリミングで少し削っちゃいました。

▲この写真だけだと、そんなに人がいるように見えませんが、この右側も左側もぎっしりです
イベント中にも話しましたが、お客さんがコンテ本を持って、細田監督が「さて、次のページですが……」とか言うと、皆が同時にページをめくるというのが面白いんじゃないかと思ったのも、このイベントを企画した理由のひとつでした。つまり、『ぼくらのウォーゲーム!』で人々が同じタイミングで携帯を出すみたいな光景になるんじゃないかと(笑)。実際にその通りになったし、ステージ上だとあまり聞こえませんでしたが、皆が同時にページをめくる音も聞こえていたらしいです。んー、変わったイベントだ。お客さんも熱心に話を聞いてくれて、メモをとりながら聞いている人や、絵コンテ本に付箋を貼りながら聞いている人も(笑)。
上映無し、他のゲスト無しのストイックなイベントでしたが、内容的には充実したものになったと思います。あのくらいマニアックな方が、アニメスタイルらしくていいですよ。ご来場された方、ご協力くださった方々、ありがとうございました。